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今年の直木賞受賞作. 下町の町工場を舞台に、繰り広げられる企業小説. 普段、知的財産や特許といったことにはあまり縁がない仕事をしているせいか、知的財産、特許の使用とはどのようなものなのか知ることができる本書はとても刺激的な内容. 内容も面白く一気に読んでしまった。また、読後感も爽やかでとてもよい作品. 途中、大企業からの圧力のシーンがあるが、それを突き返すシーンは正に快感. これをきっかけに池井戸作品である「鉄の骨」を読むことにした. 作者は言わずと知れた鉄鋼王カーネギー. 本書で再三述べられていることは、富を得たものはそれを社会に有効に還元すべきであるということ. 巨額の遺産を残したまま亡くなった人は言うに及ばず、慈善事業に多額の寄付をするのも世のためにはならない.能力のある貧困者や本当に社会のためになることに寄付すべきだと. これが富める者の社会に対する使命である. 図書館の未来がどうあるべきか司書の立場から書かれた本. イタリアと日本の置かれている状況は異なるが、公共の広場として図書館が市民に開かれていくことはこれから益々大切になっていくと思われる. 今年もあと2か月. あと25冊、本を読むことを目標にする. ![]() 金沢海図書館_シーラカンスK&H ![]() 特別に許可をもらって館内を撮影. 実際の見た目よりも写真映えする建築. ![]() 午後からの利用者の多さには驚いた.複合した用途であったら、より利用される施設となりそう.また、車でしか行けない立地は残念. 結論はそれほどでもないということ. ただ、大学時代のインプットの質と量、アウトプットする環境が日本とまるで違っている. あと、歴史をないがしろにしないこと、それが決定的な日本との違い. 日本人はもっと近代史以降の歴史周知を徹底させる必要がある. 老健とは老人保健施設の略称で、介護を必要とする高齢者の自立を支援し家庭復帰を目指すためのリハビリ・療養施設である. この本を手に取った理由は単純で、今年の1級建築士製図試験の課題であるから. 老健は普段利用する施設ではないし、身近にはないためこのような機会がないときっと勉強はしないハズ.少しでも実状がわかれば今後の糧にもなるだろう. 本書は老健ドキュメンタリーのような構成をとっているが、主観が時折入るため老健レポという感じ. 密着取材をしての労作だと思うが、著者の堅い言葉と表現、主観の入交じった文章はどこか古臭く、読み手が恥ずかしく感じさえする.
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